去年(2021)の11月頃、石田ゆり子さんのインスタグラムを見た妻から、
「すごいすてきな絵が載っているよ」と教えてもらいました。
(※ お詫び:見る環境により、うまく表示できない場合があります)
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この絵を描いているのは、
吉田草太くんという高校2年生(2022年3月現在)。
草太くんのインスタグラムのアカウントがあるよ、
とこれまた妻に教えてもらい、さっそくフォローしていました。
https://www.instagram.com/sota_art/
ほんわかしてて、いい絵だな~。
見れば見るほど好きになっていきます。
どうやらこれを描いている草太くんは福岡市に住んでいるらしいのです。
(これも妻情報)
そしてなんと、
草太くんの個展が西鉄薬院駅の近くの店で開催されるという情報をゲットしました!(妻が)
“ JUNCTION ”
SOTA YOSHIDA EXHIBITION
2022.3.18-3.24
西鉄薬院駅の近くのアンティーク家具ショップeel(イール)にて。
しかも、個展開催中は草太くん本人が店内におられとのこと。
しかもしかも、何かモデルになる写真を持っていけば、草太くんにその絵を描いてもらえることもできるらしいのです。
(この情報を仕入れたのはわたしですと、手柄を自分のものにしたいのはやまやまですが、残念ながら情報源はぜんぶ妻……)
これは行かねば!
ということで、我が家の猫2匹の写真を持参して妻と2人で出かけました。
雨の中、ちょっと迷いながらもイールさんを見つけました。
店内を見渡すと、草太くんらしい人が机にすわっていました。
店内の様子です。(インスタグラム:SOTA_ARTより)
↓
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(SOTA_ARTのアカウントは、草太くんのお母さんがアップされています)
草太くんの隣に立っておられたお母さんが、いろいろと説明や案内をしてくれました。
「うちの猫の写真を持ってきたんですけど、本当に草太くんに描いてもらえるのでしょうか……」
「今、他の方の絵を描いてますので、このあとだったらもちろん大丈夫ですよ」
やった……!
待ち時間は店内の草太くんの絵を見て回りました。
どれもいい。
顔が自然と笑顔になる。
元気でかわいらしくてのびのびした絵たち。
ぜんぶください。
そんなことを思っている間に、いよいようちのニャンコロの番がきました。
(写真も動画も許可をもらっております)
となりでカメラを向けているのに、草太くんはもくもくと描きはじめました。
カメラで撮られていることなんて気にならない様子です。
0.3か0.5くらいのサインペンを持った手がこまかく動いて線が描かれています。
まじかで見ることができ、感動しました。
色は、水彩絵の具。
iPadの画面を指で大きく拡大したりしながら、色と模様を描いていく草太くん。
絵を描くことがほんとに好きなんだな~。
だからあんなに人を笑顔にする絵が描けるのかな……。
心が晴れないときも、この店内を一周回っただけで元気が復活しそうな気がします。
出来上がりました。
うちの猫のスコちゃんです。
妻は翌日も一人で行き、下の子のモモくんを描いてもらってきてました。
それでもまだ飽き足らず、次の日も行ってます。(妻)
こんどは2人が一緒に写っている絵を描いてもらいたかったそうで。
部屋にかざられたスコとモモの絵。
見ているだけで心がほんわかしてきます。
「そっくりではないけど、だんだん本当のスコとモモに見えてくるね」
そんな会話をしてました。
すると今日、不思議なことが起こったのです。
足元にいるスコとモモをふと見ると、絵の中から飛び出してきたのかと錯覚するくらい、絵とそっくりに見えました。
現実の方から絵の方に歩み寄ったってこと?
そっくりに描いた絵より、そっくりに見えるってどういうことなんだろう。
草太くんには、わたしたちには見えてないものが見えているに違いない。
「本当」の姿を先回りして、わたしたちに教えてくれているような気がしました。
そういえば、持っていった写真の猫の口は「への字口」だったのに、草太くんの絵の中の猫はぜんぶ笑っています。
でもそっちの方が「本当」なんだろうな。
わたしも、絵を楽しんで描いてみたくなりました。
ありがとう、草太くん。