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消しゴムの基地

文房具コーナーを見つけると1時間くらいあっという間に経っててびっくり。
ペン、ノート、ブックカバー…ついついまた買いそうになります。

新しいペンやノートを手に入れるとなんか仕事が今よりうまくいきそうな気持ちになるんですよね。

「どんどんアイデアが浮かんでくるに違いない!」
とキラキラした目で買ったノートでも、
「もしお客さんのところに忘れてきたらどうしよう…。ふと友達に見られたら恥ずかしいな…。よし、自分しか分からないように書いておくか…」
と数日後、自分で作ったはずの暗号めいた文字がさっぱりわからないこともしばしば。

要は、ノートや手帳が好きなくせにまったく使いこなせないのです。

雑誌に載ってる成功した経営者みたいに、
こだわりの手帳の使い方だの、この万年筆は10年使いこんでますだの、アナログの手帳をデジタルへ変換するコツだの語りたい…。

語りたいのに語れない。
ぜんぜん使いこなせないから。

そんな悶々とする日々を経て、ようやくひとつだけ見つけました。
文房具が使いこなせない私でも語れる『文房具のチカラ』を。

小学校3年のころ。
なんか学校行きたくないな~という時期があり、どんよりしながら席にすわると隣の席のアキラくんがなにやらかっこいい筆箱を持ってきていました。

6段の筆箱。
(ペンケースではなく「筆箱」と言いたい)
当時、男子の間では筆箱は何ケ所開く場所があるか?とその数を競う風潮がありました。
6段ってことは、6ヶ所開くってことです。

表に消しゴム専用小部屋があり2段、さらに裏も開いて3段。
本でいうところの背表紙の位置も開き4段。
筆箱の厚みの部分も真ん中からパカッと開いて5段!
ボタンらしきものを押すとトレイが飛び出し6段!!

おお〜すごい!と見ていた僕に、彼はさらに魅惑的な言葉を続けました。

「これはただの筆箱じゃないよ。
『消しゴムの基地』なんだ」と。

「き、基地!!?」

「そう。この小部屋が見張りの部屋で、このペンを立てているところが操縦室なんだ」

 

基地。

なんてドキドキする響きなんだろう…。
その魅惑的な響きに、ぼくのどんよりしてた心が晴れ渡りました。

次の日の朝、やっぱり学校に行くのが憂鬱でしたが、
「あ、アキラくんの基地で遊びたい!」と、少し軽やかに学校へ向かうことができました。

 

このように文房具は気持ちを前向きにしてくれるチカラがあります。

大人になった今でもポケットにお気に入りのペン🖋が入ってるだけで億劫な仕事があっても、少し明るく取り組むことができます。
たった数百円で仕事がはかどるのであればムダにはなっていない!(と思いたい)

席も変わり、その後アキラくんと話した記憶がありませんが、覚えてるかなあ〜消しゴムの基地のこと。

今後、もし私が、例えば12段くらいもあるような筆箱を持ち歩いているのを見かけたら、その時は温かい言葉をかけていただきますようお願い申し上げます。

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