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かっこいいってなんだろう(やった方がいいってわかっているのにやれない謎を解明してみた Vol.2)

「しばらく見てなかったけどまだやってるかな……」
と、久しぶりにのぞいてみたらちゃんと今も続いていた。
そんなものと再会したときって感動しますよね。
昔よく行ったお店、よく見ていたブログ、よく読んでいた雑誌の連載コーナーなどなど。

 

数年前にちょくちょく見ていた俳優の松重豊氏のブログ。
まだやっておられるのかな、と久々に見てみました。

「松重豊の公式ブログ 修行が足りませぬ」
(リンクは記事の最後に貼っています)

今でも週1回きっちりと更新されていました。
すごい。

短いブログだけど写真日記のようなゆるい感じで、
松重さんの人柄も感じられて、これがなかなかクセになるのです。

 

【理由2:やった方がいいってわかっているのにやれない謎】

さて。

「続きはまだかね。気になるからはやく書いてくれ」というお声もないままではありますが、続きを書いてみようと思います。

やった方がいいって分かっているけどやれない、その理由の2つ目です。
「ヘタだし、注目されないし、いいねが付かない。だからやっていること自体がかっこ悪い。恥ずかしいと思ってしまう」という問題について。

【解決策】

これには、解決策が2つ見つかりました。

まず1つ目。
「かっこいい」の定義を入れ替える。

今までのわたしの「かっこいい」の定義はこれです。
「何かやればすぐに人に認められたり、多くの人から賞賛されたり、いいね!もたくさん付いたりする。そんなすぐに結果を出せる人はかっこいい!」

しかし、現実問題としてそうなれない自分だってことを知っています。
だから、
「そんな自分を人前にさらすのはかっこ悪いし、恥ずかしい……」
と、なるわけです。

 

それを、こう変えてみます。

「誰かに認められるために何かをやっている人より、本当に自分のやりたいことを静かに深くやり続けている人はかっこいい」
と。

そうすれば、いいねが付かなくても、結果がすぐでなくても、誰からも見向きもされなくても、コツコツとやり続けている自分ってかっこいいと思えるわけですから、恥ずかしさを感じることもなくなるわけです。

「かっこいい!自分もそうなりたい!」と憧れたものに、人は近づいていく。
だから「何をかっこいいと思うのか」はとても重要な問題なのです。

 

解決策の2つ目。

そもそも、
「ヘタなくせによくやれるよな~」とか、
「よっぽど承認欲求が強いんだな~」
と、誰かに笑われているような気になってしまうのは、なぜなのか。

 

その理由が分かったときは衝撃でした。

長尾がおすすめしてきたオードリーの若林氏の本『ナナメの夕暮れ』の中にその理由が書かれていました。

若林氏はスターバックスで注文するときに、気取っている感じの自分が嫌で、サイズを指定するときに「グランデ」と言えなかったらしいのです。で、なぜそう思うようになったのか、その原因が次のように書かれていました。

『まず自分が他人に、「スターバックスでグランデとか言っちゃって気取ってんじゃねーよ」と心の内で散々バカにしてきたのが原因なのである』
『他者に対して剥いた牙が、ブーメランのように弧を描いて自分に突き刺さっている状態なのである』
『他人の目を気にする人は、「おとなしくて奥手な人」などでは絶対にない。人の心の中で他人をバカにしている、正真正銘のクソ野郎なのである。
その筆頭が、何を隠そう私のである』
(引用元:若林正恭著(2018年初版)『ナナメの夕暮れ』文藝春秋(P146-P147)

 

わたしが、
「ヘタなくせによくやれるよな~」とか、
「よっぽど承認欲求が強いんだな~」とか、
誰かに思われるんじゃないかと心配をしていたのは、
わたしが先に他人に対してそう思っていたから、だったのです。

わたしも正真正銘のクソ野郎だったってことです。

 

『チャレンジする人をバカにするのは、チャレンジしない人ばかりである』
ってどこかのカレンダーに書いてあったな……。
いつのまにそんなクソ野郎になってしまっていたんだろう……。
いやいや、まてまて。
もともとずっとクソ野郎だったはず。
昔は違ったんですが……、なんてニュアンスを含めて書こうとしたところがクソ野郎の証拠です。

 

人がやっていることをバカにすると、自分が身動きできなくなってしまうんですね。
いや~なんてこわい話なんだろ……。

人がやっていることを上から評価せずに、応援していける人になっていこう。

 

松重豊さんのブログについて

話は冒頭の松重豊さんのブログに戻りますが、なんと2007年10月から続いているのです。
しかも今ではマイナーな場所となってしまった感のある、ニフティのココログという場所のまま続いています。

人に認めてもらうためにやっているわけではなく、
いいね!の数に振り回される場所ではなく、
自分にとって居心地のいい場所で静かに深くやっておられる感じがします。

 

あ~なんかこの感じ、かっこいいな~。

 

かっこいいと憧れたものに人は近づいていくのであれば、
わたしもこんな風に続けていけるようになる……はずなんだけどな。

 

松重豊公式ブログ 修行が足りませぬ
http://matsushige.cocolog-nifty.com/blog/

 

(松重さんは福岡県久留米市出身ってほんとうかな。だったらすごく嬉しいんだけど)

 

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