福岡県筑後市のホームページ制作会社

株式会社はねオンライン

Vol.1 法人化の前にやっておかなくてはならなかった旅の話:旅の前夜編

Vol.1 法人化の前にやっておかなくてはならなかった旅の話:旅の前夜編

2017年9月19日

法人化を来月に控えた2017年6月。
その手続きに必要な書類や費用なども確保し、来月これで大丈夫。
残す仕事はあとひとつとなりました。

最後の大仕事、「旅」です。

行かなくてはいけない出張でもなく、気楽な気持ちで観光しにいく旅行でもない。別に行かなくても誰も困らない、けど行かきゃならない。
次の世界に進むために、自分の内側と向き合うために、非日常な時間と空間に自分を放り込む旅に。

『ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり 誰もみな手を振ってはしばし別れる』
やはりぼくらには旅に出る理由があるのです。
※小沢健二「ぼくらが旅にでる理由」より

そんな都合のよい言葉を並べ、ぼくは旅に出ました。

と、なんだか自分で思い立って旅へ出た感じで書いてみましたが、実はこの旅にはちゃんと目的ときっかけがあったのです。

目的は、共同経営者でもある長尾の両親にご挨拶にいくことです。

かれこれ20年以上の付き合いがある長尾ですが、東北に住む彼のご両親とは電話や年賀状などでご挨拶はしたことがあるだけで、直接お会いしたことはありませんでした。
東北の故郷をはなれ福岡に骨をうずめる覚悟で旅立っていった息子は、いったいどんなヤカラと一緒に仕事をするのか、さぞご心配もあっただろうかと思うのです。

いつかご挨拶に行きたいな、と思いながらも10年経ってしまいました。

きっかけは、昨年末、来年の目標なんかを話しているときに長尾から言われたセリフです。

「ぼくの両親に会ってきてください。すごく喜ぶと思うし安心すると思うから。」(彼は多少酔っていた)
「いつか行かなきゃとは思っていたから来年(2017年)絶対いくよ。」(ぼくも多少酔っていた)

というわけで4泊5日の旅に出ました。

移動手段やそのルート、いろいろと選択肢がありましたが、今回は、
福岡空港から仙台空港まで飛行機で行き、そのあとはレンタカーで移動。
とりあえずそんなルートで会津若松市まで行くことにしました。

前日の夜になってもまったく実感がわかないままでしたが、さすがに買ったばかりのスーツケースに荷物を詰める段階になると気分が上がってきました。

『トランクひとつだけで浪漫飛行へIn The Sky』ってこれはまさしく中学生時代から思い焦がれていたシチュエーションです。
米米CLUB「浪漫飛行」より。(ちょいちょい出てくる歌が古い…)

買ったばかりのスーツケース。
●初期の3桁の暗証番号は000。変更できます。→「なるほどなるほど」
●押しながら回し、好きな数字のところで手を離すとそれが新しい暗証番号になります。→「初期のままは危ないから変更しておこう。とりあえず888でいいや」

ぐるぐる回し、888で手を放す…。
よし、暗証番号も変更したし、もう0:00を過ぎたし早く荷物を詰め込んで寝よう。

あれ?開かない…。
何度もしっかり888に合わせて開けようとするがピクリとも開かない。
888周辺をすべて試してみるけど開かない…。

え…?
まだスーツケースには何も詰めていない。これはまずい…なんかやり方を失敗してしまったのだろうか…。

何かヒントが見つかるかもと思い、
『スーツケースの型番 + 暗証番号わからなくなった』
でネット検索。
とくに何も見つからず…。裏技的な解除方法はないようです。
(防犯上、それがあったら問題か…)

「暗証番号がわからなくなった場合は、000から999まで1つずつ試すしかありません」という記事を見つけました。

…。

…仕方ない…。
とりあえず何も考えず心を無にしてやろう…。

001 002 003 …010 011 012…100 101 102…
110 111 …200 …300 …400 …500 …

おもしろくもなんともない作業の連続で、眠さと戦いながら次第に雑になりながらもなんとか999まで試しました…。
あれ?どれも開かなかった…。
開かない…。
手応えがまったくない…。
初期不要か何かだろうか…。

どうしよ…明日別のバッグで行くしかないかな…
と言っても旅に合うようなバッグ持ってないしな…

途方にくれながらもう1回888周りだけでも試しました。
889 898 988 998 999 899 788 878

カチャ!

ああああぁ!!!
思わず、地下に眠る秘宝の謎を解いたときのような声が出ました。

ここちよい音と同時に開きました。887で。
旅をはじめる前から謎を解きました…。ひと仕事終えました。

なんだったんだこの時間は…、そう思いながら一人荷物を詰め込みました。

もう深夜2:00を回ってます…。
明日、起きれるかな…。
そもそも旅ははじまるのかな…。
そんな不安と期待をかかえながら、
飛行機にだけは乗り遅れないよう眠りにつきました。

Vol.2へ



<法人化の前にやっておかなくてはならなかった旅の話 全6話>

Vol.1 旅の前夜編

Vol.2 ご両親の元へ

Vol.3 会津若松市めぐり:鶴ヶ城から飯盛山へ(福島県前半)

Vol.4 野口英世記念館から五色沼へ(福島県後半)

Vol.5 3日目 松島に別れを告げ気仙沼市へ

Vol.6(ラスト)4日目 宮沢賢治に会いに

コメントを残す