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狩猟体験に行ってきたんだ。。

感性を磨くための“日々の研修”。

自然の中で過ごす時間や、あらゆることを体験することは、直感力を養うために欠かせない大事な仕事の一部です。

そうです、私たちは“デザイン探偵”。
遊びや興味の対象も、“研修”という便利な言葉に変換しながら、発想の地図を広げているのです。

 

 

ということでゴールデンウィーク中に狩猟体験に行ってきました。

「狩猟体験に行く」という決断に至る背景は、改めて命の大切さを知るためです。

 

毎日、当たり前のように口にしている「食」。

けれど、そこにある“命”の重みを、どこまで感じ取れているのかなぁぁ~?

そんな問いが心に芽生えたとき、私はデザイン探偵として狩猟体験へと向かうことにしました。

食卓の向こうにあるリアルな命の循環に正面から向き合ってみたくなる俺。すごいね俺。

 

命をいただくという行為が、どれほど大きな意味を持つのか。

その答えを、自分の目で、手で、感じたかった俺。すごくいいね俺。

そんないつも通り自分の姿勢に高評価を与え、自己陶酔していられたのは体験前だけでした。

 

午前中は前日ガイドの方が仕掛けた罠の場所を一緒に見て回ります。

猟師の方の装備は本格的で、銃はもちろんさまざまな道具を携えて山へ。

そのなかにバットに目がいきました。一般的な野球のバットよりも遥かに重量があるもので、国内ではほとんど流通しておらず海外の通販で購入したそうです

ちなみに商品の目的用途は「暴徒用」とのこと。

へ?

てか、海外ではそんな商品が売ってんだ。。

どんなキャッチコピーで売られてるんだろうか。。

「持つだけで会話不要 暴徒バット ~入門セット~」

「軽く振るだけ 暴動くん ~グリップ改良版~」

「割れ!盗め!燃やせ! これで君も立派な暴君だ ~謝恩セール実施中~」

「坊が棒もって暴 坊棒暴 ~新・発・売~」
こんな感じかな。。
海外ってこえ~~~。。。

 

そんなことを考えながら早速1箇所目で、罠にかかった動物の姿が。。


怒り狂ってるイノシシ、または暴れ回るアナグマを想像し緊張感マックスの中、そこにいたのはなんとも優しい顔をした鹿でした。。_| ̄|○
人間を困らせてやろうとか、食物を独り占めしようとか、悪意もなければ加害意識もゼロなはずの優しい顔と瞳の鹿🦌。

 

もがきながら、鳴いています。。すんごく優しい綺麗な瞳です。。

生き物が食べ物になるグラデーションをこの目で見届けるぞ!!と息巻いていた気持ちは、いままで経験したことのない複雑な感情の渦に巻き込まれていきました。

ガイドの方が暴れる鹿に目隠しをし、身体をぐるぐる巻きにし、罠を解いていきます。

もうこの段階で全身から逆に力が抜けていきます。それは脱力感なのか無力感なのか。。いまだ分からず。。

さらにガイドの方が、この鹿はお尻の辺が出血してるので生まれて間もない子鹿が近くにいて、こちらの様子を見てるかもしれないと。

_| ̄|○_| ̄|○。もう気持ちや心が保たない。。結局子鹿は見つからずでしたが、もし見つけたらこの環境では生きていくことができないので捕獲して一緒に処分するほかないとのことでした。

_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○もう気持ちや心がついていかないパート2。。

その後も山を歩き、罠を見回りましたが、かかっていたのはこの1箇所だけでした。

正直、安堵しました。そういう体験をしにきたのに、「かかってないでくれ!!」と心から願いながら歩いてました。

野生動物における害は、猪の場合は農作物の被害で、鹿の場合は林業における被害が多いようです。鹿の届く範囲の食物がなくなり生態系にも影響があるようです。

わかっている。わかっているけどあの綺麗な瞳。。まいったな〜。

 

午後は、止め刺し(心臓にナイフを刺し息の根を止める)→皮を剥ぐ→内臓を取る→調理してジビエ料理として食す。

このような行程です。

 

止め刺しした瞬間の鹿が上げた最後の叫び声が脳裏をかき乱す中、皮を剥ぎ内臓を取り出しにかかったらお腹から赤ちゃん鹿が出てきました。。

 

壮絶な経験を終え、参加者で力強い「いただきます」をし、命をいただきました。いただいてるんですね。毎食。

命は、奪うものではなく、受け取るもの。そして命をいただくということは、誰かの「終わり」を、自分の「始まり」に変えることです。

想像よりもずっと重たく、残酷で、尊い“やり取り”をした経験でした。自分が普段当たり前にしている「いただきます」の言葉が、 ようやく意味を持った気がします。

命に、ありがとう。

 

 

スマホ見ながらご飯食べてる??暴徒用バット(暴動くん)持った私にお気をつけくださいねマジでヽ(`Д´)ノ

研修は続く。

 

 

 

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