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2つの車輪を回すとき

人にも会社にも、
「そろそろひとつ階段をのぼる時期なのかもしれない」
と感じるタイミングがあります。
安定しているけどそれが停滞感のように感じられるときが、そのタイミングなのかもしれません。

 
先日、5月20日(2022年)に、石田ゆり子さんが、
「飼い主のいない犬猫たちの医療を支援する仕組みをつくる『ハナコ・プロジェクト』をスタートいたします」と発表しました。

 

犬1匹と猫5匹を飼っておられる石田ゆり子さんのインスタグラムは、
フォロワーが数百万人もいるので、
「最近タビがあんまり登場しないな」とか、「バビブーと雪、今日も仲良しだな」とか思いながら見られている方も多いのではないでしょうか。
わたしも毎日のように楽しみに見ています。

そんなインスタグラムの写真と記事の5年間をまとめた本、
『ハニオ日記』が、昨年(2021年5月)に発売されました。
時系列順に3冊に分かれており、うちの本棚にも3冊並んでいます。

その本が発売されたときの石田ゆり子さんのコメントです。

5年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
(でも時間は絶対に捕まえられない!)
この本は小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに心からの感謝と愛をこめて。
そしてこの本の印税を全て、保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであればこんなに幸せなことはありません。
あなたの本棚に末長く置いていただけますように。

2021年 5月1日 石田ゆり子

この本で入ってくる印税はすべて、犬と猫のためのお金に使われるってすごい。
本を買うことでわたしも募金したことにもなる!
1年前、「なんとすばらしい」と思っていたこの話は、今回のハナコ・プロジェクトへとつながっていたんですね。

このことで、わたしは深く心を動かされてしまい、
「仕事」のことについていろいろと考えを巡らせてしまうこととなりました。

 

仕事って、「自分たちのやりたいことを実現することを目指す」と同時に、
その仕事を通じて「立場の弱い人や困っている人、悩んでいる人の手助けすること」なんだということを、今さらながらハッと思い出してしまったわけです。

こんなことは、いろんな本にも書いてあるし、多くの人が言ってます。
何十回も目にして、何百回も耳にしたはずなのに、わたしは頭だけでただの知識として知っていただけでした。

 

恥ずかしながら、わたしは今まで「自分たちがやりたいことを実現したい」という思いの方が大きい状態でここまで来ました。
もちろんそれは大事な原動力でしたし、会社を立ち上げてから起動の乗せるまでは、その思いの方が強くなるのは仕方がないことかもしれません。
しかし、ある程度のところまできたら、どっちか片方だけではなく2つの車輪が同時に回ってないと、いまより遠くへは行けないんだろうなという感覚がやってきました。
そして、わたしたちの「ある程度のところ」が今なんだろうと。

 

わたしたちはこれから仕事を通して、どんなヒトやモノを助けていけるんだろう。
ナニを助けていきたいんだろう。
あらためて考えております。

 

見栄えのいい、聞こえのいい、取ってつけたような理念みたいなもんじゃなく、ほんとうに自分たちの中から湧いてくるようなものを、焦らずにじっくり見つけていきたいな~と思っていたら、じっくりのし過ぎでブログの締め切りを過ぎてしまっていました。くわばらくわばら。

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