日曜日の昼すぎに、
「今すぐテレビつけて『のど自慢』見てみて!岡くんにそっくりの人が出てるから」
という電話が友人からかかってきたのは、2012年8月19日のこと。

 

その情報は、またたく間にわたしたちの草野球チームメンバーに拡散されました。

「ほんとそっくり」
「うたってる!」
「演歌!しかもめっちゃうまい」
「え、これどう見たって本人だよね?」
「わー-!!岡くんが今週のチャンピオンになった!!」

 

 
テレビの中で岡くんが演歌をうたっているってだけでもびっくりなのに、
うまくてびっくり、
「合格」の鐘が鳴ってびっくり、
「今週のチャンピオン」に選ばれてびっくりの、
現実に理解が追いつかないそんな日曜日となったのを覚えております。

 

わたしたちはそのときまで、岡くんが演歌歌手になる夢を持っていたってことをぜんぜん知りませんでした。

 

この草野球チームは、2006年、わたしと長尾が「野球やりたいね」ってことで、友人たちに声をかけて「お遊び」のような形ではじまったチームです。
2008年、「そろそろ試合したいね」と、人数も9名そろってないのに市の軟式野球連盟に加入し、それから2017年までの10年間、本格的に活動をしていました。
(チーム名はビルズ)

 

最初は試合に出るだけで精いっぱいだった弱小チームでしたが、
長尾がビルズのホームページをつくり、そこからメンバーが少しずつ増えていき、最後は市の軟式野球連盟のC級で優勝するくらいまで強くなった伝説のチームです。
(「伝説」はわたし個人の妄想レベルの主観です)

 

岡くんが初めてビルズに参加したのは、「NHKのど自慢」に出場した前の年の2011年8月7日。
彼が中学3年のときです。
中学生の野球少年から、参加したいとメールが届き、
「こんな弱小チームで満足してくれるのだろうか……」
とか、
「扱いきれないくらい、とんでもなく生意気だったらどうしよう……」
と、監督だったわたしの方がびびっていた記憶があります。

しかし、岡くんはとても素直でまっすぐな少年でした。
チームにもすぐに溶け込み、
「ビルズで野球するのが楽しいです」と言ってくれて、それからずっと参加してくれるようになりました。
 
彼が高校生になったとき、 Continue reading

駅前からカメラを持って、街の中を撮りながら歩いていた日のこと。
 
横断歩道を渡ったあたりの広場で、のぼりを立てて何か演説をされている方たちがいました。
男性が拡声器で演説をし、少し離れたところで女性がピアニカを演奏されています。
哀愁のただようピアニカの演奏で、ムード満点です。
BGM付きの演説をはじめて見ました。
カメラを首からぶら下げたおじさんも、少し離れたところから見ています。
格好からしてプロカメラマンかもしれません。
そのおじさんの後ろ姿全体も入れた写真を撮りたい、と思い、少し離れてカメラを地面に近づけてローアングルで撮影しました。
 
10分ほど経ち、あまり長く写真を撮っているとお邪魔になるかもと思い、名残惜しい気持ちで商店街の方へ歩いていくことにしました。
 
街を撮影しながら歩くときは、あまり考えずにシャッターを押すのがコツ。
いい写真を撮ろうと気負い過ぎずに、「お!」と思ったら撮る。
まるで筋トレをしているかのように何枚も撮る。
カメラが自分の体の一部になってしまうかのようにどんどん撮る。
と、
プロの写真家が言ってましたので、わたしもそれにならって目についたものをどんどん撮りました。
たしかにたくさん撮ると、写真を撮る筋力があがっていく感じがあります。
 
しかし、あとでパソコンのモニターで写真を確認すると10枚に1枚でもいい写真があればいい方で、ほとんどがイマイチな写真ばかり。
撮影の筋力は付きますが、写真の腕前があがるかどうかは、わたしの場合別のようです。
 
(いい写真が撮れてなくたって、この歩いている時間そのものが楽しいと思えるなら、もうそれでいいじゃないか)
などと、言い訳がましく歩いていると、
「すみません、ちょっといいですか?」
と、後ろから声をかけられました。
 
振り返ると、さっきのピアニカ吹いていたおばさまと演説を見ておられたカメラマンのおじさまでした。
(もしかして、ぼくに撮影の依頼かしら?)と頭をよぎったのもつかの間、
「さっき、撮影されてましたよね。下から撮ってましたよね?」とおばさまに言われました。
 
「何撮ってたんですか?」
 
ここでピンときました。
盗撮の目的で撮影していたんじゃないか、と疑われているようです。
 
お2人にさっき撮った写真をカメラのモニターで見てもらい、納得していただきました。
 
「ま、望遠レンズじゃないから大丈夫だとは思ったんだけどね」 Continue reading

夏休みの課外授業として、写真部活動をおこなってきました。

今日のテーマは、人がたくさん歩いている街です。

 

 

あまりにも自由過ぎるといつまでもダラダラと撮ってしまうので、
今日は40分間という制限時間を決めることにしました。
 

しかし、「よし撮ろう!」と思いながらしばらく歩いてみるけど、なんだか集中できない。
心の中から湧いてくる「なにやってんだろおれ、感」がジャマしてきます。

たしか、はじまりはいつもこんな感じだったっけ。

あふれてくる「こんなことやってていいのかなおれ、感」を越えると、
ようやく少しずつ自分が自分に馴染みだすような感覚がやってきました。
 

ということで、

40分後にアラームが鳴るように設定。

では、スタートです。
 

 

左の3人組(↑)は、このあと2回登場します。

 

さきほどのお三方、どこか目的の場所に向かっている様子です。

 

どうやらこのビルの中のお店に行かれたかったみたいですね、
スリランカ料理で召し上がられるのかな…
って、別にどうでもいいんだけど……。
たまたま歩く方向が一緒だっただけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい感じの食堂の入口に、いい感じのメニューが並んでました。

 

ガラス窓から店内をのぞくと、いい感じの地球儀が見えました。(食べるのは次の機会に……)

 

  Continue reading

何気ない会話の中で言ってしまった言葉がいけなかった。
「おれ、雲が好きなんだよね~」
「なにそれ?笑」みたいな空気が受話器の向こうから伝わってきました。

 

しまった!油断してしまった。
イベント行事の打ち合わせをしていた電話での雑談で、
友人の女の子についしゃべり過ぎてしまった。
今後、仲間うちでネタにされてしまうかもしれない。
陰で笑い者にされてしまうかもしれない。
「あの人、雲が好きらしいよ」 クスクス。
「まじで!? よくそんな自分に酔ったこと言えたよな」 ケラケラ。
「蜘蛛のまちがいなんじゃねーの?」 グハグハ。
 

なんとおそろしい……。

その夜、わたしは急いで当時の愛読書を押し入れの奥にしまい込みました。
雲、封印です。


 

それからまた数年後。
テレビ番組『アメトーーク!』の「カメラかじってる芸人」の回で、小藪氏が言った言葉でふたたび血の気が引きました。(2013年放送)

「カメラぶら下げて町歩いてるベレー帽斜めにかぶったような女、山ほどいてますやんか。そんなヤツがだいたい撮ってるのんて、空か、ネコ、犬、おしゃれなカフェのカプチーノ上から、絶対これです。あと、あの、ちっちゃいサボテンね」
 
やべえ……。
自分のカメラの中、ななめベレー帽女子とおんなじ。
とくに空。
 
このような経験を通して、わたしは「空が好きだ」「雲、いいよね」と発言することは、「自分に酔ってて、チープで安易でとても恥ずかしいことなんだ」と思うようになりました。
 
そのセリフをどうしても言いたいのであれば、スピードワゴンの小沢くらい振り切ったキャラになって言うしか方法がないんだと。
 
それからというもの、空にカメラを向けるたびに、
「あ、またダメなことしている」と自己否定です。 Continue reading

L⇔Rの黒沢健一が福岡のイムズホールにやってくる!
ということで、それに行ったのは2013年の話。

 

ご存知の方も多いと思いますが、L⇔Rについて少しだけ補足しておきます。
L⇔R(エルアール)は、1990年代に活躍したバンドで、メンバーはボーカルの黒沢健一と、その弟、秀樹(ギター)と、2人の友人だった木下裕晴(ベース)の男性3人です。
(結成した当初は、嶺川貴子さんもいて、4人でした)
『KNOCKIN’ ON YOUR DOOR』で大ブレイクしたので、この歌だけは知ってる!という方も多いかもしれませんね。
1997年に活動を休止。(理由は仲が悪くなったわけではないようです)
その後は、それぞれソロで活動をしていました。
 

L⇔Rがそんなに売れてない初期のころから好きだったわたしと妻は、「にいちゃん」が福岡のイムズにくる!と楽しみにして福岡へ向かいました。

いよいよライブです。
ステージ上から、黒沢にいちゃんが、
「今日は写真も動画もOKです。思い出として撮って帰ってください。ツイッターとかYouTubeにあげてもらっても全然OKです!」
と、にこやかな顔で言いました。
小さなイムズホールの会場は歓声に包まれ、みんなスマホやガラケーを取り出してパシャパシャと撮り始めます。

(さすがにいちゃん、ふとっぱら!しかも時代をわかってる。では遠慮なく)
と、私は足元に置いていたカバンから、先日買ったばかりのフルサイズ一眼レフを取り出して、ファインダーをのぞきこみました。
 
(まさかこのカメラでにいちゃんを撮影できるなんて思わなかったなあ。とんでもない奇跡だよ。やや高かったけどがんばって買ってよかった。この日のために買ったといっても過言じゃないんじゃない?いや〜そしてフルサイズはやっぱ違うな〜。高感度性能がいいから、こんなに暗くてもめちゃくちゃ鮮明に…)

「お客さま!お客さま!」と私は肩を叩かれて、斜め後ろを振り返りました。
さあ、これからシャッターを切ろうと思ったその瞬間に、制服を着た警備員が鬼のような形相で飛んできた模様です。
「やめてください!」
なぜかわたしを睨んでます。
「へ?写真撮っていいんでしょ?」 
「業務用はダメです」
「これ、業務用じゃないんですが……」
「しかし、そのカメラはダメです」
「え、そんな……」
「一眼レフはダメです」
もうそれ以上の問答は一切許しませんという顔をしていました。
 
(べつにバズーカ砲みたいなレンズを付けてるわけでもないし、後ろの人の視界をさえぎるような撮り方もしてないし、なんで携帯とか小さなカメラはよくて一眼はダメなんだ……。にいちゃん本人が、「ドアップで撮るとお肌の荒れがわかっちゃうからやめて」って言ったんだったらともかく……そもそもビジュアルで売ってるアーティストじゃないんだしそんなこと言うわけないし……) Continue reading

「男闘呼組がすっごくかっこよかったから見てみてよ」と妻が興奮気味に言ってきました。
どうやら録画していた昨日の音楽番組を見たらしい。
 
29年ぶりに復活したジャニーズ出身の男闘呼組。
(そりゃ昔好きだった人にとっては嬉しかろう)
と、なんの期待もせずに録画されたものを見てみたら、すんげーかっこよかった。
びっくりしました。
活動休止状態だったらしいけど、
29年ぶりに再結成し2023年8月まで限定で活動するとのこと。

全然ファンでも好みでもなかったんだけど、新曲出たら思わず買っちゃいそうです。
 
若いときよりも歳とってからの方がかっこいいっていいなあ。
年齢は、メンバー4人とも53歳らしい。(2022年7月17日現在)
それを聞いて、
「意外と自分と近い」
と思ってしまったのは、50の誕生日にこれを見たからです。
 
今まで53歳って聞いたら、「向こう側の人」みたいに感じてたのに、
自分が50になったとたん、53が急に身近に感じました。
 
あー自分も50になったんだな~という実感が湧いた瞬間でした。
 
30になったときも、40になったときも、自分がその歳になったことにびっくりした記憶があるので、
60や70になったときも、またびっくりするのは間違いないです。

 

50代でも輝いている人っていっぱいいるな~、と励まされる思いでテレビを観てたら、
最後に72歳の矢沢永吉が登場して、すんばらしいロケンローな姿で歌ってました。
永ちゃん、かっこいい!
 
自分らしく生きている人は、何歳になってもかっこいい!
 
年上の人たちのかっこいい生き方を見てたら、
50代を迎えるのが楽しみになってきました。
 
自分より年上の人が活躍してたり輝いてたりすると、
ボーっと生きてる自分の横顔をはたかれたようで気持ちいいです。
 
「50代なんてまだまだ若造だぜ。やりたいことやりなよベイビー」
って永ちゃんも応援してくれている気がするので、永ちゃんもがんばろう。

4:30に猫に起こされ、それから寝れない。
緊張しているのが自分でもわかる。
ドキドキがどんどん大きくなってきた。
世の中にはもっと大変な思いをしている人はたくさんいるのに。
もっとこわいことに立ち向かっている人もたくさんいるのに。
たったこれっぽっちのことで寝れなくなるなんて……。
なんて情けないんだろう。
自分がどれだけ恵まれているかをちゃんとかみしめなきゃいけない。

もう少し寝たいと体が言っている。
しかし目はどんどん冴えてくる。
空も明るくなってきた。
せみも鳴きだした。
もう寝れそうにない。
ふーっと大きく深呼吸をしてみた。
呼吸をするのを忘れていたようだった。
よし、
がんばろう。
いや、がんばるのはお医者さんか。
よし。
行こう。
いざ、健康診断へ。
(なんと胃カメラ付き)

恥をしのんで公表します。

 

先月、ネット詐欺にひっかかってしまいました。

しかも、ふた昔くらい前のような初歩的な手法に。
金額は少額です。
7,642円。

 

わたしは20年以上、IT業界と呼ばれる業界で仕事をさせてもらっています。
ネット関係のプロとして見られることも多く、「基本的なこと・一般的なこと」は少しは詳しい方かな、と自負もありました。
しかし、もう「プロ」の肩書きははく奪です。
自称プロを名乗るのは、無期限で自粛させていただきます。

 

今の時代、なりすましメールとか、フィッシング詐欺とか、
「そりゃやられても仕方ない」というようなレベルの高い手法もたくさんあります。
しかし、わたしは、
「そんな古い手にだまされるなんて、そりゃおまえがアホいよ」
というレベルに引っかかりました。

鬼コーチが、トスバッティングの見本を見せようとしたら全球空振りした、
そんくらい恥ずかしいレベルです。

なので、ほんとうは誰にも言わずに内緒にしておきたい。
でも、わたしが公表することで、今後もし誰かひとりでも詐欺から救うことができるのであれば……、と思い、ここに書くことにしました。
こんな初歩的な詐欺に引っかかる人はもういないかもしれませんけども……。

 

詐欺に引っかかった経緯をお話します。

 

わたしは毎日、朝4時くらいに愛猫2匹に「おい、ごはんくれよ」と起こされます。
どんなにがんばって寝たふりをしても、最終的には腹の上にフライングボディアタックをしてきて必ず起こされます。
「わかったわかった……」と、よろよろと立ち上がり、カリッカリッとおいしそうに食べてる音をききながら二度寝をする、
それが毎日のルーティンです。

しかしその日はすぐ寝付けませんでした。
ついスマホでインスタを開き、
「この人の写真いいな~」
と、シンガポールのプロの男性写真家、Nguan(ヌーガン?)(ヌァン?)氏を見ていました。
たしかこのNguan氏、去年くらいに写真集を出してあったはず。
眠れない夜は、むしょうに物欲がわきます。
検索。
ありました。
しかし、限定1,000部と書いてあります。
当然売り切れ。
ないと分かると余計にほしくなるのが人の哀しき性(さが)です。 Continue reading

みなさまのおかげで、
来月、弊社は新しい期を迎えることができそうです。
いつもわたしたちを支えていただきまして、ほんとうにありがとうございます。

終わりと始まりの境目の6月は、毎年、年末のような気持ちになりますが、
夏に感じる年末感もなかなか味わい深いものがあります。

 

ちょうど2022年の折り返しの時期でもありますので、
今年できたこと、できなかったことを振り返りながら、
今期をしめくくりたいと思います。

今年は早くも梅雨が明け、セミが鳴きだす本格的な真夏がすぐ目の前です。
元気な方も、今は少し元気がない方も、夏バテしないようにお過ごしください。

 

(※ 梅雨が明けたのは九州南部でした。九州北部はまだみたいです。失礼しました。6月27日)

(※ と書いた翌日6月28日に、九州北部も梅雨明けしました。これは、1951 年の統計開始以来、最も早い梅雨明けとのことです)

 

来期も、1社でも1人でも多くの方のお力になれるように、
さらに成長してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

「心配し過ぎるとそれが本当に起こってしまう……ってことない?」

むかし、シゲさんという知人との会話で、興味深い結論になったことがあります。

 

※ 全国のみなさんが読んでる可能性もゼロではないと仮定して、会話文は標準語チックに修正しています。(ゼロ)

※ 路上駐車は渋滞の原因になったり、緊急車両が通るときにジャマになったりする場合があるので、絶対にやってはいけません!
以下、たとえ話が悪すぎますが、20年以上昔の会話ですのでご了承ください。

 

「たとえば路駐をしたときにね、心の中で『キップ切られないかな……大丈夫かな……』とすごく心配していたときと、まったく心配してなかったときって、捕まる可能性が変わる気がしない?」

「わかる!心配しながら車に戻ると大丈夫で、気楽な気持ちで車に戻ると、たとえ短い時間だったとしてもたいて違反キップ切られちゃうんですよね~」とわたしは答えました。

「え!?逆じゃない?
自分の場合は、大丈夫かな~大丈夫かな~って心配しながら戻るとだいたい警察に見つかってるよ。すっかり忘れてた!ってときの方が捕まらないんだけどな」

 

心配してることが起こらない人と、心配した通りになってしまう人。

 

「人によってパターンが違うってことか……」
そのときは、「へ~おもしろいね」で会話は終わりました。

 

人の思考って、無意識とか潜在意識とか深層心理とか呼ばれる部分があるから単純ではないようです。
本人ですら、本当はどう思っているかなんて分からないことだらけ。
いつもニコニコしている人が、本人が気がつかないレベルで怒りの感情を持っていたってこともよく耳にします。

 

さっきの例でいえば、わたしの表面の意識は「車は大丈夫かな~心配だな~」と思っている。
ところが、無意識の方では、「思いっきり心配したなら、それは現実にならない」と思っている。

 

反対にシゲさんは、「心配したことは引き寄せられる」という思いが無意識の中にあったってことだろうか。

 

勝つのは、いつだって無意識にある思いの方。

 

ただの結果論なのかもしれない。
でも、今夜みる夢を選べないのと同じように、無意識で何を思うのかもコントロールできないのであれば、データを集めて自分のパターンを知るっていうのも解決策のひとつってことで。

 

「思考は現実化する」って法則、あんなもんはウソだという人もいるし、いやいやあれはほんとうだよって人もいます。
わたしの場合は、「まあ、理屈は分かるけど、実際は思ったことがぜんぜん実現せんやんけ!」と思ってました。

 

あの言葉は前半の部分が省かれてますよね。
『自分でコントロールできない無意識の部分の』思考が現実化する、ってちゃんと書いて欲しい。 Continue reading

こどもは正直ですね。
とくに幼稚園くらいのこどもは、思ったことをそのまま口にしてしまいがちです。

「そんなことを言ったらいけません!」
と、冷や汗をかいた経験のある親御さんも多いのではないでしょうか。

 

弊社のお客様は法人さんか個人事業主さんがほとんどで、いろいろな業種のお客様がおられます。

今回は、こども園にお伺いしたときのお話です。

 

園内のすべての場所でWi-Fi(ワイファイ)が使えるように、アクセスポイントを増やすための工事におうかがいしました。
簡単に言うなら、どこでもインターネットを無線で使えるようにアンテナを増やすわけです。

設置場所を決めるために、こども園の担当者さんと一緒に園内を回っておりました。

各教室の子供たちは元気いっぱいです。
いろんな声が聞こえてきます。

「ぼく、つみきで遊びたくない」と駄々をこねている男の子。
「早くごはん食べたい」とぐずっている女の子。

一緒に歩いていた担当者さんが、
「こどもたちはホント正直でね、思ったことを正直に口に出す子が多いんですよ。
ここだけの話、心の中ではわたしも、わかるわかる、ってうなずいてたりすることも多いですよ」
と笑いながらおっしゃいました。

こどもはかわいい。
中途半端におりこうさんにならずに、このままのびのび育っていってほしいもんです。

 

「このあたりに1台取り付けましょうか」
「そうですね。ではこの辺りに配線を持ってこれるか確認してみます」
と、わたしたちは廊下の真ん中あたりで立ち止まりました。

工具をおろして作業をしていると、しばらくして先生に連れられた園児たちがゾロゾロと教室から出てきました。
どこかにみんなで移動する様子です。

 

こどもたち15名ほどの行列がわたしたちの前で止まりました。
女性の保育士さんが2人います。

 

「ねーねー、何してるのー?」
「ねーねー、おじちゃんだれー?」
「ねーねー、どこから来たのー?」
みんな同時にいろんなことを聞いてきます。

 

「アンテナをつける工事をしてるんだよ」
「あんてなー?」
「ほらほら、邪魔しちゃだめよ。はい、進んで進んで」
「ねーねーおじちゃんだれー?」 Continue reading

「そんなこと気にしなくていいんじゃないんですか?」
と、2人の人から言ってもらったとします。
ひとりは『その道の初心者』、もうひとりは『その道を長く歩いてきた人』です。

言葉自体は同じでも、言われた人には伝わってくる深みがまったく違うのではないでしょうか。
それはきっと、『その道を長く歩いてきた人』の方が「臆病」を経由してからの「大丈夫」を言っているからです。

 

初心者ほどこわいもの知らずで、
むしろ、『その道を長く歩いてきた人』の方が臆病になってしまいます。

初心者には分からない「違い」が、『その道を長く歩いてきた人』にとっては、はっきりとした「違い」として見えてしまうから。
たとえば、
売れっ子イラストレーターは、
「あの文字のデザイン、もう少し丸くした方がよかったかな……」
と夜中までふとんの中で悩み、
こだわりのうどん職人は、季節や天候を見ながら、
「今日はゆで時間をいつもより30秒長くしておこう」
と考えます。

初心者や素人には、どっちでも同じに見えるんですけどね。
見る人が見るとそこには違いがあるんでしょう。
だからこそ、『その道を長く歩いてきた人』の方が臆病になってしまうことがあるわけです。

そんなことを思った20年以上前のシーンです。

まだカメラはフイルム時代のころ。(わたしは24歳くらい)
当時つとめていた会社の近くに、行きつけの写真屋さんがありました。
30歳くらいの男性の方がひとりでやっている小さな写真屋でした。
名前は中村さんと言いました。

フイルム現像を頻繁にその店に出していたため、中村さんとわたしは顔なじみの関係になっていました。

忙しかったのか写真を撮らない時期があり、数ヶ月ぶりにそのお店に行ったときのことです。

「お久しぶりです」と挨拶をして、フイルム現像を頼みました。
すると、会話の中で中村さんが心配そうにたずねてきます。
「うちの写真は大丈夫ですか?うちの出す色とかトーンが気に入らないから、別のお店に行かれたのかな、と思ってました」

へ? トーン?

そもそもわたしには、「写真の仕上がりは店によって違う」っていう発想すらなかったのです。
店によって違うのは、「安いのか」、「サービスがいいかどうか」くらいの認識でしたから、出来上がった写真の色やトーンが上手いのかどうかなんてチェックすらしたことありませんでした。
しかし、その道を長くこだわりながら歩いている中村さんにとっては、こまかい世界まで見えているがゆえに心配になられたんでしょう。

 

わたしにもこんなことがありました。
お客様の会社の天井裏経由でLANケーブルを引く工事を行うときのこと。
わたしが持ってきたケーブルの色と、すでに引いておられるケーブルの色が少し違うのです。

統一感がないからお客様はいやがられるかもしれない……。 Continue reading

人にも会社にも、
「そろそろひとつ階段をのぼる時期なのかもしれない」
と感じるタイミングがあります。
安定しているけどそれが停滞感のように感じられるときが、そのタイミングなのかもしれません。

 
先日、5月20日(2022年)に、石田ゆり子さんが、
「飼い主のいない犬猫たちの医療を支援する仕組みをつくる『ハナコ・プロジェクト』をスタートいたします」と発表しました。

 

犬1匹と猫5匹を飼っておられる石田ゆり子さんのインスタグラムは、
フォロワーが数百万人もいるので、
「最近タビがあんまり登場しないな」とか、「バビブーと雪、今日も仲良しだな」とか思いながら見られている方も多いのではないでしょうか。
わたしも毎日のように楽しみに見ています。

そんなインスタグラムの写真と記事の5年間をまとめた本、
『ハニオ日記』が、昨年(2021年5月)に発売されました。
時系列順に3冊に分かれており、うちの本棚にも3冊並んでいます。

その本が発売されたときの石田ゆり子さんのコメントです。

5年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
(でも時間は絶対に捕まえられない!)
この本は小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに心からの感謝と愛をこめて。
そしてこの本の印税を全て、保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであればこんなに幸せなことはありません。
あなたの本棚に末長く置いていただけますように。

2021年 5月1日 石田ゆり子

この本で入ってくる印税はすべて、犬と猫のためのお金に使われるってすごい。
本を買うことでわたしも募金したことにもなる!
1年前、「なんとすばらしい」と思っていたこの話は、今回のハナコ・プロジェクトへとつながっていたんですね。

このことで、わたしは深く心を動かされてしまい、
「仕事」のことについていろいろと考えを巡らせてしまうこととなりました。

 

仕事って、「自分たちのやりたいことを実現することを目指す」と同時に、
その仕事を通じて「立場の弱い人や困っている人、悩んでいる人の手助けすること」なんだということを、今さらながらハッと思い出してしまったわけです。

こんなことは、いろんな本にも書いてあるし、多くの人が言ってます。 Continue reading

土曜日ということもあり、順調に仕事が終わったささやかなお祝いに、久しぶりにラーメンを食べようと思たちました。
ここのラーメンはうまいのです。

開いてるかな、と店に行ってみると、10名ほど順番待ち状態。
14:00というお昼時を過ぎた時間なのに意外と人が多い。
また今度にしようかな、と悩みましたが、
「今度」はずいぶん先になるような気がして、結局待つことにしました。

わたしのあとにも、お客さんが1人、2人と定期的にやってきます。
なかなかの繁盛ぶりに、期待度は増していきました。

 

わたしの前に待っている男性も、どうやらひとりで食べに来ている様子。
そして、わたしの後ろの男性もお一人様。
同世代のおひとり様3人組。
同志たちのようなゆるい親近感をおぼえました。

しかしこのあと、わたしたち3人に激しいバトルが待ち構えていることを、このときのわたしは知る由がありませんでした。

 

男には、男同志にしか分からない、意識の水面下での勝負ごとがあります。
お互い、勝負していることは表には出しませんが、たたかっているのです。
勝敗をわける【判定基準】はこんな感じです。

① 知能指数よりも握力の数値が高い方がすぐれた生き物である
② 背は高い方が、相手を物理的にも精神的にも見下ろせる
③ 日焼け止めクリームを塗らない男の方が勝ち
④ 保湿を気にするような男は男じゃない
⑤ 甘いスイーツ食べるなら、スルメ食ってる方がワイルド
⑥ かつ丼のコロモを健康のために残す男は情けない
⑦ 嫌がらずにふんどし姿になれる男には勝てない
⑧ にんにくの匂いを気にせずにメニューを選ぶのが男
⑨ 薄く切った牛肉より、厚切りのいのしし肉を「うまいね」と言える方が漢

(私は⑥以外、すべて敗者側です。しかも⑥もたまにやります)

この意識の水面下でのバトルには、いい車に乗ってたりとか、役職や肩書きはいっさい関係ありません。
経済的に豊かであるとかおしゃれな人間である、とか、そんな要素をいっさい含まない裸の生き物同志の勝負があるんです。
動物や昆虫にもある弱肉強食の世界と似ています。 Continue reading

ゴールデンウイークに、「謎の焦りモード」が発症しました。
焦るような具体的な理由なんて何もないのに、なぜか心が焦ってしまっている、という症状です。
長期休暇になると発症しやすい、わたしの持病のようなものです。

 

こんなときは、写真部総出(部員ひとり)でカメラを持ってどこかを歩くというのが一番の応急処置、ってことで、近場ですが撮影にいってきました。
悩みを写真で解決させるとは、写真部の鑑(かがみ)のような存在ですね。

気が向くまま車を走らせました。

あの山の方へ行ってみよう。

 

あの山の方へ

 

しばらく山ばっかりの道を走ると、少し開けた場所に小さな集落地がありましたので、車をとめて歩いてみることにしました。

 

石垣

 

家と洗濯ばさみ

 

洗濯ばさみ

 

壁と洗濯ばさみ
洗濯ばさみ3連発。
我ながらどこか病んでる感じがします。
写真は心を写し出してしまうって本当のようです。

 

ピチピチピチと鳥のさえずりが頭の上からきこえていました。
空を見渡しても姿は見えません。
このあたりから、心のザワザワが消えていったように思います。

石の階段がありました。
よし、のぼってみよう。

息が切れ切れになりながらなんとか登り終えると、神社がでてきました。

おおかたの予想通りです。

神社

 

神社

 

財布は車の中に置きっぱなしのため、お賽銭をあげれず…。
ごめんなさい…。
PayPay払いのお賽銭箱、できないかな……。(風情ゼロ)

狛犬

口があいている方がオスで獅子。
口がしまっている方がメスで狛犬。
この写真をインスタグラムにアップした際に知った情報です。
(どちらも狛犬という、という説もありましたが)

さらに、オスの方を「阿」、メスの方が「吽」とされているようです。
「阿」は口を開いて最初に出す音、
「吽」は口を閉じて出す最後の音であり、
そこから、それぞれ宇宙、万物の始まりと終わりを表す言葉とされ、前者を真実や求道心に、後者を智慧にたとえられています、とネットに書いてありました。出どころに重みがなくてすみません。

阿吽の呼吸、という言葉はここから来ているそうな。 Continue reading

どうして「振り込め詐欺」(いわゆる「オレオレ詐欺」)の被害がなくならないんだろうと不思議でした。

 

昨年(2021年)、このような詐欺事件は、前年比で911件増え、14,461件起こり、278億円を超えるの被害額だったそうです。

 

ニュースやポスターで、「気を付けて!」ってあれだけ叫ばれているのに、なんで多くの方が騙されてしまうのだろうか、と。

検索すると、たくさんのポスターやチラシが出てきます。

 

 

 

 

けっこう、わかりやすく警告されています。
いろんな場所に貼ってありますので、みなさんも似たようなポスターやチラシを見かけたことがあるでしょう。

にもかかわらず、今日もどこかで被害者が出ているわけです。

 

こうやってポスターやチラシでわかりやすく「気をつけて!」と書いてあるのに、
なぜ多くの方が騙されてしまうのか。
ようやくその謎がわかりました。
このよく見かけるポスターやチラシに原因があったのです。

 

先日、お客様のところでパソコン設定をおこなっていました。
事務所におられたお客様お2人が外出されることになり、
「ちょっとわたしたち出ますから、そのまま自由にお仕事続けておいてください」
と言われました。
「この方は大丈夫だから鍵も渡しておいて」
と社長様は、若いスタッフの方に指示をしています。
「もしわたしたちが戻ってくるよりも先に終わられたら、鍵を閉めて玄関のポストに鍵を入れておいてください」
と、わたしに鍵を渡してくださいました。

事務所の鍵まであずかったわたしは、そのまま一人で作業を続けました。
もしかしたら社長様は、
「人は自分を信用してくれている人を裏切ることはできない」
という人間の心理をご存知だったのかもしれません。

じっさいわたしも、「これからもずっとお客様の信用を裏切らないようにしなきゃ」
と気を引き締めながら、誰もいない部屋でもくもくと作業をしましたので。

 

と同時に、
(もし自分の本当の姿が詐欺師だったら、けっこう優秀な詐欺師だったかもしれない……)
と頭をよぎりました。

 

そうか、なるほど。
詐欺師みたいな顔をしていないから詐欺師が成り立つわけであって、 Continue reading

歳相応の貫禄が不足しているがゆえ、
年下の方に年下に見られてしまったり、
女性と間違われたりすることは慣れております。
なんとも思っていません。(ほんとに)
むしろ、ネタとして「おいしい」のでラッキーくらいに思っています。

 

しかしながら、このパターンはご勘弁を……、
ということが先日ありました。

 

今後、一緒にプロジェクトを進めていくグループで食事会みたいなものがあったときの話です。
お客様のプロジェクトに、弊社がホームページ制作という部門で協力させていただくことになりました。

はじめてお会いする方々も数人おられましたので、
20年以上のお付き合いとなるお客様であるミドリ(仮名)さんが、わたしのことを紹介してくれました。

「こちら、はねオンラインの永松さん。ずっと昔から全然変わらないのよね~。何歳に見える?」
「いやいや、けっこういろいろと劣化してますから……」
とわたしは謙遜気味にこたえました。

 

わたしの対面の席にすわっているハナコ(仮名)さんが、
「えーっと、わたしと同じくらい?」
とお答えになられました。
ミドリさんが、
「ハナコさん、何年生まれだっけ?」とたずねます。
「昭和47年」
「あ、一緒です」とわたしは答えました。

 

ビンゴ。

 

「同い歳なんですね~」ということで、わたしたちの話題はそっちの方に自然と流れていきましたが、こんなときはどんな顔をしておいたらいいのでしょうか……。

 

もしかして、ハナコさんは会話の流れを読んで、頭で思ったより少し若い年齢を言ってくれたのかもしれません。
そうすると、わたしは実際の年齢よりも上に見られていたということになります。

 

ハナコさんは答えたあと、
(や、やばい、当たってしまった……。もっと若く言っておくべきだった……)
と思っておられるかもしれないのです。
(昔からずっと変わらない、ってミドリさんは言ってあったけど、目の下のクマはひどいし、目じりのシワも相当なもんだわ。なによりも肌がカサカサじゃない。マスク取った顔見ると、ほっぺたたるんでるし、三重アゴ。ずっと昔からこんなやつれてむくれた顔されてるのかしら。
あ!もしかして。
「何歳に見える?」って、ミドリさんは逆の意味で言ってたんだわきっと。
「60くらいに見えるでしょう~?でもこれでもまだギリギリ40代なのよね、すごいでしょ?ずっと昔からこうなのよ」
そう言う意味だったんだわ。であれば、わたしがビンゴを言い当てたのはむしろ気を遣った答えになっていたんだわ。よかった) Continue reading

ライカのカメラって高すぎないですか?
芸能人が買うために作られているの?
稲垣吾郎ちゃんしか買えないよ。
(ライカユーザーは他にもいっぱいいます)

 

今回は、写真部長(部員ひとり)のボヤキの回です。

 

ライカとは、ドイツのカメラメーカーです。

レンズ交換式のライカM11なんて100万超えです。
1,188,800円(税込)。(※ 追記:2022年5月10日から1,232,000円に値上げになるらしい)
しかも、本体価格だけでこの価格。
「,」の記号が価格の中に2つも付いているんです!

これだけでは何も撮れないのでレンズも買う必要があります。
プラス10万くらいかな…とライカのホームページを見てみると、
このM型のレンズ、1番安いやつで308,000円(税込)でした。
合計150万円超え。
しかもレンズは1本ではレンズ交換カメラの意味もない。
となると……。

 

ちょっと、値段の話はもうやめましょう。

 

10万円のカメラですらなかなか買えないわたしにとっては、
もはや「欲しい」という感情が湧いてこないくらいの値段です。

ま、憧れはあるけど、現実的に買うことはあるまい。
エルメスのバッグや、パテックフィリップの時計みたいなもんです。

「この2枚の写真、どっちがライカで撮った写真でしょ?」
って『利きライカ』をしてみても、迷いなく正解を言える人なんて1%もいないはず。
さらに現像時に、色の調整をしたあとだったらますます分かりっこない。

つまり、機能的な価値というよりブランドの価値が値段に反映されているわけです。
(もちろん製品自体も素晴らしいつくりですが)

こうやって、ライカに対する興味をそぐようにそぐように日々暮らしていますが、ときおり、ライカのことを書いてある記事と遭遇してしまいます。

『20歳のカメラ女子がライカを買ったら人生が変わった』
とか、
『ライカをもったら日常が輝きだした』
とか、
『撮られる人も自然な笑顔になれるのがライカの魅力』
とか。

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