ゴールデンウイークに、「謎の焦りモード」が発症しました。
焦るような具体的な理由なんて何もないのに、なぜか心が焦ってしまっている、という症状です。
長期休暇になると発症しやすい、わたしの持病のようなものです。
こんなときは、写真部総出(部員ひとり)でカメラを持ってどこかを歩くというのが一番の応急処置、ってことで、近場ですが撮影にいってきました。
悩みを写真で解決させるとは、写真部の鑑(かがみ)のような存在ですね。
気が向くまま車を走らせました。
あの山の方へ行ってみよう。
しばらく山ばっかりの道を走ると、少し開けた場所に小さな集落地がありましたので、車をとめて歩いてみることにしました。
洗濯ばさみ3連発。
我ながらどこか病んでる感じがします。
写真は心を写し出してしまうって本当のようです。
ピチピチピチと鳥のさえずりが頭の上からきこえていました。
空を見渡しても姿は見えません。
このあたりから、心のザワザワが消えていったように思います。
石の階段がありました。
よし、のぼってみよう。
息が切れ切れになりながらなんとか登り終えると、神社がでてきました。
おおかたの予想通りです。
財布は車の中に置きっぱなしのため、お賽銭をあげれず…。
ごめんなさい…。
PayPay払いのお賽銭箱、できないかな……。(風情ゼロ)
口があいている方がオスで獅子。
口がしまっている方がメスで狛犬。
この写真をインスタグラムにアップした際に知った情報です。
(どちらも狛犬という、という説もありましたが)
さらに、オスの方を「阿」、メスの方が「吽」とされているようです。
「阿」は口を開いて最初に出す音、
「吽」は口を閉じて出す最後の音であり、
そこから、それぞれ宇宙、万物の始まりと終わりを表す言葉とされ、前者を真実や求道心に、後者を智慧にたとえられています、とネットに書いてありました。出どころに重みがなくてすみません。
阿吽の呼吸、という言葉はここから来ているそうな。
(自分は知らないことが多すぎる…)
階段をおり、また少し歩きます。
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カメラについているトイカメラモードで撮ってみました。
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バス停のベンチに描いてある飛行機の絵。
バスの絵じゃなくてよかったのかな…、と思いながらも味のある絵に見入ってしまいました。
溶けはじめているのが心配です。
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カメラのレンズを「写ルンですレンズ」というものに換えて、逆光で撮影。
お若い方はご存知ないでしょうが、フィルムカメラ時代に「写ルンです」という使い捨てカメラがありました。
今また写真好きの若者たちの間では、写ルンですが流行っているみたいですね。
(もう流行りは終わったのかもしれないけど…)
その写ルンですのカメラのレンズを再利用したレンズです。
(※ GIZMON Utulens 富士フイルムXマウント…5,000~6,000円くらいで売っています。わたしが紹介してしまったせいで全国で売り切れ続出してしまったら申し訳ないです)
この写真を見てわかるように、昔のレンズ(オールドレンズ)や、安いレンズほど、「フレア」とか「ゴースト」と呼ばれるものが写ります。
ざっくり言えば、全体が白っぽくなるのが「フレア」で、はっきりと画像として写った光の模様や玉を「ゴースト」といいます。試験に出ますので覚えておきましょう)
最近のレンズはコーティング技術があがり、こういったフレアやゴーストは出にくくなっております。
ちゃんとした写真を求められる場面では、「この写真、フレア出てるから撮り直し」です。
写真部の会議で、
「お客様のホームページに載せる写真はこれにしましょう」と提出しようもんなら、
「すんごいゴースト出てるよこれ。さすがに青い光はヤバいんじゃないですかね」
と全員からツッコミが入ります。(部員ひとり)
ただ、趣味の世界では、オールドレンズをつかってあえこのような現象を作品つくりに活かしている方もいます。
とにかく、「オールドレンズ」「オールドレンズ」って会話の中にちょくちょく入れてみることをおすすめいたします。
「こやつ、やりおるヤツだな」と見てくれますから。
みなさまもぜひ日常で使ってみてください。
ちょっと写真部らしいウンチクを垂れたところで、今回は締めたいと思います。
いい時間を過ごせました。
謎の焦燥感については、いつかまた別の機会で記事にできればいいなと思っております。